シェアハウスあれこれ

ルームメイトの選び方~友達とのルームシェア~

 

友達とのルームシェア

ルームシェアを始める前に

“ルームシェア”という言葉を聞いてまず多くの方が思い浮かべるのは友人同士で一軒家やマンションの1室などを賃貸して住まう形態ではないでしょうか。
シェアハウスやゲストハウスであれば1人単身で申し込んで入居することができますが、こういったルームシェアを始める場合にはまず一緒に住むルームメイトを探して、一緒に住める物件を探す必要があるでしょう。

良いルームシェアを実現する為には、何人で始めるのか、その人数に適した物件はどのようなものかなど、具体的に最適な居住イメージを描いておく必要があるのですが、今回はまず、ルームメイトの選び方とその際に考えておくべきポイントについていくつかお話してみたいと思います。

友達と住むか?他人と住むか?

ルームメイトの種類には大きく分けて2通りあります。友達(知人)と住むか、他人と住むかです。
おそらく多くの方にとって考えやすいのは友達同士で住むことだと思います。友達同士であればもともと気心も知れていますし、住み始めてから仲良くなろうと努力をする必要もありません。では友達同士でルームシェアをする際に心得ておくべきことにはどんなものがあるでしょうか。この記事ではまず友達同士のルームシェアに絞ってお話しをしていきます。

友達同士のルームシェアの心配事

友達同士のルームシェアにはよくありがちな2つの心配事があります。

1つはルームシェアをすることによってその友人との距離感が変わってしまう可能性があることです。
今まで以上にお互いを知り、仲がより深まることも当然あるのですが、一緒に暮らしてみると細かなことが気になったりして結果として不仲になってしまうなど関係が悪くなる可能性があることもまた事実です。

もう1つは友達同士であるために関係性がナアナアになりやすく、しっかりとしたルールが作られないことです。
どんなに仲の良い関係であっても、一緒に生活する以上どうしても金銭のやりとりは発生しますし、生活音や生活スタイルの違いなどお互いに不快に感じることが発生するかもしれません。その時、しっかりとしたルールがあれば、上手くルームシェアを継続できるの可能性も大きいのですが、実際には友達同士で明確な細かいルールを作るのも水臭い、面倒臭いといった理由で作られないことが多いように思います。

友達同士のルームシェアは良くないのか

ここまでお話ししていると友達同士のルームシェアは良くないのではと思われてしまいそうですが(笑)そんなことは決してありません。友達同士のルームシェアで良い関係を築けているケースも非常に多いです。

ですが、友達同士のルームシェアであっても、前項で挙げたような心配事を踏まえた上で、一緒にルームシェアをしようとする友達が自分の性格や生活に合った人物なのかどうかを冷静に判断すること、また実際に共同生活を行う中でもお互いの関係を考えて決める部分はしっかりとルールを決めるよう心掛けることが、将来的にはより良いルームシェアに繋がっていくでしょう。
要は友達だからといって油断してはいけない!ということです。

友達同士であっても金銭の管理やルール作りなどの部分で第3者のサポートを求めて弊社にご相談いただいたというケースもあります。
お金を払ってまで・・・と感じる方も多いのではと思いますが、お金を払う払わないは別として、良好な人間関係を継続させること、お互いに安心して生活できることは、何にも替えがたい価値があるものではないかと思います。
その為にもこの記事をお読みいただいた皆さんには、慎重にルームメイトやその後の生活を検討して、ルームシェアを楽しく価値あるものにしていただければと思います。